千葉県内の要介護認定者のうち、65歳以上で認知症の状態にある人は(推計値)、平成17年の7万1千人から、10年後の平成27年には11万9千人になると見込まれています。
そのような中、平成18年10月現在千葉県内では、居宅介護支援「1,444箇所」、居宅サービス「16,673箇所」、施設サービス「386箇所」、地域密着型サービス「382箇所」という事業所が各事業の運営を実施しており、平成12年4月の介護保険制度施行以来、急激に増加している現状です。
又、各事業の運営を実施していくにあたり、事業所数よりもはるかに多い数の専門職が、認知症の人への支援に携わっています。
このような事業所数・専門職数の増加は今後、いわゆる団塊の世代が高齢になっていくに連れ、各サービスへの需要が増すとともに、益々増加していくことが予想されます。
更に、平成18年度からは介護保険制度の見直しで「地域密着」が施策の中心となり、地域密着型サービスの社会からの期待が高くなっているとともに、グループホーム、小規模多機能型居宅介護への外部評価や各介護保険サービス事業者への介護サービス情報の公表が義務付けられ、各サービスへの社会的注目度とともに、地域住民からの「質」への期待も高くなり、事業者の「社会的責任」がますます問われるようになってきています。
そのような中、私たち認知症の人への支援に携わる者がもっとも大切に真摯に取り組まなければならないことは、
『認知症の状態になっても安心して暮らす事が出来る街』 を創造していくことです。
その為に、支援の質の追求をたゆまず行い続けることは言うまでもありません。それに加え、地域への働きかけを行っていく事も、私たちの責務と言えるでしょう。
又、「支援の質」とは言い換えれば認知症の人への支援に携わる「専門職(スタッフ)」の質が大きく作用します。専門職(スタッフ)の質は長く従事すれば上がるということでは決してありませんが、しかし、長く働きたくなるような仕事でない限り、その質を高くすることを望む事は難しいと言えます。
人材をどう確保するか?という視点から、どう育てるか?への変換と、どうやって支援という仕事を魅力のある仕事にしていくのか?を考えて行く事が、事業の安定した運営につながり、地域住民に質の高いサービスを安定して供給することに繋がって行く事でしょう。
以上の事から、認知症の人への支援に携わっている多くの専門職がネットワークを作り、互いに考え、影響を与えあい、連携を図っていきたいと考えています。
更に、このネットワークが千葉県内の各市町村において認知症の人を支援する専門職のネットワーク作りに貢献できればと考えています。
このことを実現する為の第一歩である「認知症の人を支援する専門職千葉連絡会」の設立にみなさまの御理解、御協力をたまわりますようお願い申し上げます。
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